2021/11/05
プラークは簡単にとれるのか
歯磨きにまつわるエトセトラ
Q1.虫歯予防のためにはどんな歯ブラシを選ぶといいの?
歯ブラシの毛がついているヘッド部分が2㎝ほどのコンパクトなものは、奥歯まで届き小回りが利くのでベスト。毛先の形状は均一に負荷がかかるフラットなものを選ぶとよいです。
(かため)歯垢をしっかりおとせる
磨き心地を重視、歯質が硬い方におすすめ
(ふつう)標準的な硬さで効率よく歯垢をおとせる
歯茎の状態が健康な方におすすめ
(やわらかめ)歯や歯茎にやさしく磨ける
ブラッシングが力強い方
Q2.歯ブラシの交換時期っていつ頃?
歯ブラシの寿命は約一ヶ月。常に水に濡れた状況下で細菌が繁殖しやすいので、こまめに替えて清潔な状態を保ちましょう。毛先が開いてきたら毛先が消耗しているサインです。
Q3.歯磨き粉って必要?どんな歯磨き粉を選べばいいの?
極論、歯ブラシだけでしっかり歯を磨けるならなくてもOK。「どんな歯磨き粉を使うか」よりも「どう磨くか」が大事です。虫歯予防にはフッ素入りが効果的です。
Q4.歯磨きってどのくらい時間をかけたらいいの?
一回2分以上。自分でルートを決めて磨きのこしがないようにすみずみまで磨きましょう。歯ブラシを軽く持ち、毛先を動かして歯茎を傷めないようにするのもポイントです。
Q5.1日に何回歯を磨くのがいいの?
食事をするごとに磨くのがベスト。食事をしたらその都度磨くことで、虫歯になるリスクを抑えられます。最低でも朝・晩の1日2回は磨きましょう。
Q6.歯ブラシと電動歯ブラシ、どっちの方がいいの?
正しく磨けるのであればどちらでもOK。電動歯ブラシだから正しく磨けるというわけではありません。虫歯や歯周病の原因となるさ細菌の塊を毎日しっかりおとせていれば問題ないです。
Q7.食後すぐ歯を磨いたほうがいいの?
はい。口の中には細菌がたくさんいるので清潔に保ちましょう。
Q8.赤ちゃんはいつから歯磨きを始めたらいいの?
乳歯が生えてきたら歯磨きの習慣づけを。まず始めは、ガーゼや綿棒で汚れを取ることから始めましょう。歯は生えかけの時が一番虫歯になるリスクが高い状態です。歯茎に埋まっている歯の周りの汚れを丁寧にとってあげることで、生えたての歯をケアすることができます。小さいころからの歯磨きが重要ですが、お子様が歯磨きを嫌にならないように気をつけましょう。
Q9.仕上げ磨きはいつまで必要?
一般的に10~12歳まで行うことが推奨されています。お子さんの歯磨きの癖を知って正しく指導してくださいね。
『歯医者が教える歯のQ&A大全』参照